無線機

モトローラ(MOTOROLA)の無線機とトランシーバーについて

モトローラ社製の無線機は、堅牢さと性能への信頼度が高いです。日本国内のみでなく、世界的に高いシェアを誇ります。

この記事では、モトローラ社製の無線機・トランシーバーについて機種ごとの特徴に応じた使用場面と機種を選ぶ際の注意点、よくあるトラブルへの対応方法について説明します。

モトローラとは

モトローラは、KENWOOD、アイコム、八重洲無線などのメーカーと並ぶ大手の無線機器メーカーです。高い堅牢性が特徴で、日本国内では官公庁や公共機関などの防災を含めた重要通信など、生活基盤となる場面で使われています。また、民間においても、スーパーや衣料品などの店舗、屋外でのイベント、工事現場や結婚式場などにおけるスタッフ間の通信など幅広く利用されています。

日本で取扱可能なモトローラ(MOTOROLA)無線機とトランシーバー

日本国内で使用できるモトローラ社製の主な無線機・トランシーバーは以下の機種です。

無線機の種類特定小電力トランシーバー簡易業務用無線機IP無線機
機種名MS50
MS80
CL08
CL1K
CL40
CL45
CL70A
CL120A
MIT7000
MIT5000
MIT3000
GDB4800
GDR4800
GDR4200
GDR4000(車載型)
TLK100
通信距離の目安100m〜200m1〜5km全国(4G/LTE内)
 市街地50 m〜100m0.5km〜1km全国(4G/LTE内)
 見通しのよい場所100m〜300m4km〜5 km全国(4G/LTE内)
送信出力10mw1W〜5W-
中継機対応機種MS80/CL45/CL70A/CL120A--
免許・登録不要必要
(レンタルの場合不要)
不要
購入時の価格帯12,000円~35,000円~80,000円~

※一部生産終了品も代表機種として記載しております。

 

モトローラ社は、世界各地で無線機・トランシーバーを販売しているため、各機種で用いる周波数帯などの規格は、使用される国や地域の法令に基づき定められています。

日本国内では、技適マークと呼ばれる「技術基準適合証明」のない無線機・トランシーバーの使用が電波法により禁止されています。無線機・トランシーバーを国内で使用する際には、使用基準を満たす機種かどうか、技適マークの有無を確実に確認し、適合の可否が不明な場合は、使用しないようにしましょう。

技適マーク

ネクストギアーズで提供できるモトローラ(MOTOROLA)の簡易業務用無線機

ネクストギアーズで提供しているモトローラの簡易業務用無線機には、登録局と免許局の2種類があります。
販売に関しては免許局、登録局、特定小電力トランシーバー、IP無線機の全てを取り扱っております。
レンタルについては、免許局の無線機は電波法で名義人しか運用(使用)してはいけないと定められているので、レンタルが合法的に認められている登録局をご用意しています。
登録局のデジタル簡易無線機は、単発のイベントやレジャーなど、必要となった場面でその都度手軽に使用することが可能です。
また、レンタルの際には無線局の運用の特例に係る届出が必要ですが、ネクストギアーズでは全てのレンタル利用に対して届け出を実施しておりますので安心して利用可能です。
参考条文:電波法 第七十条の九(登録人以外の者による登録局の運用)

無線局と登録局の違いは以下の記事で詳細を解説しています。
〈無線局と登録局の違いとは?〉

レンタル製品

ネクストギアーズのレンタル製品には、「GDR4800」「GDR3500」「GDR4000」の3種類のモトローラの簡易業務用無線機があります。
GDR4800やGDR3500は、移動しながらの無線通信を行う場面全般に適した無線機で、通話品質を向上させるためのオプション品が充実していることから、屋外などの騒音を伴う場面での利用に適しています。GDR4000は、机や車内などに設置し、広い範囲で複数の無線機が使用される場面で、通話品質を向上させる基地局としての利用に向いた簡易業務用無線機です。

GDR4800/GDR3500

GDR4800やGDR3500はいずれもハンディタイプの無線機です。GDR4800はGDR3500の後継機にあたり、GDR3500と比較して軽く、ディスプレイが大型化しチャンネルやロック状態などの視認性が向上しています。

ネクストギアーズのGDR4800やGDR3500は、あらゆるシチュエーションでの利用に対応できるように大容量電池を採用しており、同カテゴリーのレンタル機種と比較して長時間使用することが可能です。

どちらの機種も出力は5W/1Wの切り替えが可能で、通信範囲は1km〜5kmとなっており、基本性能や防塵防水性にも差はありません。後継機のGDR4800には、オプション品として、通話品質を向上させるイヤホンやアンテナなどが充実していることから、屋外での騒音を伴う作業により向いています。

GDR4000

GDR4000は車載型(据え置き型)の無線機です。車への搭載や机上に設置することが可能となっており、車載時は車両のDC電源(直流)、机上設置時はAC電源(交流)で駆動します。
DC電源は12V~24Vまで対応しているので、一般的な12V仕様の乗用車から24V仕様のダンプにも搭載することが可能です。

出力は5W/1Wの切り替えが可能で、通信範囲はアンテナの位置により1km〜10kmと、GDR4800、GDR3500より一回り広域での通信が可能です。現地の環境に合わせてアンテナの種類と設置位置を調整し環境を整えることで安定した通信が可能になります。フェスやレジャー施設など、野外や大型施設など広範囲での通信が必要な際には、GDR4800やGDR3500と併用するといいでしょう。

販売製品

主な販売製品には、「TLK 100」「GDR4200」「MiT7000」「MiT5000」「MiT3000」「GDR 4000」などがあります。簡易業務用無線機MiT7000は、通話品質の高さやデザイン性から、フォーマルな場面での使用に最適です。MiT5000は、最大16時間の連続使用が可能で、丸1日など長時間を要する作業やイベントでの使用に向いています。GDR4000は、机や車内などに設置し、広い範囲で複数の無線機を使用する際に使用される簡易業務用無線機です。

TLK100

TLK100はハンディタイプのIP無線機です。通信範囲はNTTドコモの4G/LTEのエリア内であれば全国どことでも通信が可能で簡易業務用無線や特定小電力トランシーバーと比較すると圧倒的に広域です。筐体も厚さ約2センチ、重さ170gで小型軽量で最大18時間の連続使用時間が可能です。モトローラ社製の他の製品と同様に堅牢性にも優れており、-10℃~60℃の環境でも利用できるなど、幅広いシチュエーションで利用できます。
運用には月額約2,000円/台のデータ通信料が必要となります。

MiT7000

MiT7000はハンディタイプの無線機です。5W/1Wの切り替えが可能で通信範囲は最大5kmです。音声が聞き取りやすく、通信の遅延が少ない機種です。MiT7000の特徴はスタイリッシュな見た目で、披露宴や式典などフォーマルな場面での使用にも違和感がありません。連続使用時間は約10時間です。

MiT5000

MiT5000はハンディタイプの無線機です。出力は5W/2W/1Wに切り替えが可能で通信範囲は最大5kmと、MiT7000と同様ですが、連続使用時間は最長で約16時間と、他の販売製品と比較し、長時間の運用が可能です。

ネクストギアーズで提供できるモトローラ(MOTOROLA)の特定小電力トランシーバー

ネクストギアーズで提供しているモトローラの特定小型トランシーバーは、販売製品のみで「CL40」「CL45」「CL70A」「CL120A」の4種です。CL45はCL40の上位機種、CL120AはCL70Aの上位機種としてラインナップされています。

CL40/CL45

CL40やCL45はともに運用時間が約85時間であり、CL70AやCL120A(約33時間)と比べ運用可能時間が長いことが特徴の機種です。さらに上位機種であるCL45は、中継器に対応しており通信距離を広げることができます。
CL40やCL45は長時間の運用が可能であるため、店舗運営など1日中連絡を取り合う場合の連絡手段として使用しやすいです。

CL70A/CL120A

CL70AとCL120Aはともに防水性や防塵性がIP67とCL40やCL45と比べ高いことが特徴の機種です。また、機種の重さも約95gとCL40の半分の重さで持ち運びしやすいです。さらに、上位機種であるCL120Aには、音声録音と再生機能がついています。
また両機種ともに中継器に対応しているので必要に応じて通信距離を広げることが可能です。
CL70AとCL120Aは、防水・防塵性や持ち運びのしやすさから、飲食店やアミューズメント施設、工事現場などの連絡手段として使用すると良いでしょう。

モトローラ(MOTOROLA)の無線機やトランシーバーがうまく動かない時の対処法

モトローラ社製の無線機・トランシーバーを利用し通信を行う際、電源が入らない、電源ランプが点灯していても、相手と通信できないなどのトラブルが発生する場合があります。以下に、主なトラブルとその対処法について紹介します。

電源が入らない

電源が入らないときは電池そのものが消耗しているか、電池の端子との接触が悪い可能性が考えられます。充電済みの電池または新品の電池と交換する、電池の端子を拭くなどを試してみましょう。

それでも電源が入らない場合は、本体の修理を検討します。据え置きタイプの無線機については、電源コードと本体の接続を確認しましょう。

相手と通信できない

相手と通信できないときは、自分から音声が発信できていない状況と相手の通信を受信できない状況で不具合の原因が異なります。

1)自分から音声が発信できていない場合の対応
PPT(通話)スイッチが正しく押されているか、キーロックがかかっていないかどうかを確認します。また、設定が受信専用となっている場合は送信を行うことができません。

2)相手の通信を受信できない場合の対応
相手の音声が聞こえない場合は、まず使用しているチャンネルが間違っていないかを確認しましょう。相手と同一のチャンネルを使っていない場合、音声を受信することはできません。

同一のチャンネルにもかかわらず通信できない場合は、相手との距離が遠すぎるか、それぞれの無線機の設定が異なっている可能性があります。距離を近づける、設定を合わせるなどの対応が必要です。

よくある設定の相違としては、秘話機能のON/OFFの混在があります。
秘話機能とは通信内容を傍受されないよう、同一の秘話IDが設定された無線機同士でのみ通信を行う機能で、秘話機能をONにしている場合、無線機で行う通話はすべて秘話通信となります。秘話通信を行う際には、送受信機がどちらも秘話機能をONにしており、かつ、同一の秘話IDを使用している必要があります。
秘話機能がONとOFFの無線機が混在すると正しく送受信できないのでご注意ください。

秘話機能がONの場合、ディスプレイに「秘」のマークが表示されているか、秘話IDが同一かを確認し、設定が一致しているか確認してみましょう。

まとめ

モトローラ社製の無線機・トランシーバーは、防塵防水などの高い堅牢性に加え、官公庁の防災無線にも使用されることから、通話品質の高く人気の無線機です。

店舗、式典など、比較的狭い範囲にはGDR4200のように送信出力が小さい機種、広い範囲で使用する場合はTLK100やGDR4000など据え置きタイプの無線機を用いるなど、用途に応じた柔軟な選択が可能です。

国外向けの機器を開発しているメーカーでもあるため、無線機の購入、レンタルで機種を選択する際には、通称「技適マーク」と呼ばれる、日本国内における技術基準適合証明を受けていることを確実に確認し、使うようにしましょう。

お客様の用途に最適なプランをご提案いたします。

ネクストギアーズについて

わたしたちネクストギアーズは、“必要としている場所”に“必要な製品”を
“必要な数”、“最高の品質”で提供いたします。
また、わたしたちに関わるすべての人の成功と幸せを追求した経営を行うことにより、広く継続的に社会貢献をいたします。