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無線機

【初心者講座】無線機(インカム・トランシーバー)の種類や違い

無線機を初めて使う際、「インカム」や「トランシーバー」など色々な呼び方をされていたり種類もたくさんあってわからない!という方も多いと思います。

このコラムでは初めて無線機を使うお客様にもわかるように無線機の種類の説明や代表機種の案内をいたします。

無線機/インカム/トランシーバーって色々種類があるけど違いは何?

【呼ばれ方の違い】

「無線機」「トランシーバー」「インカム」これらの言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。呼ばれ方の違いはありますが、実はほとんど同じ意味で使われています。元々は、別々の物を示していた言葉ですが、技術の発達により同じ用途で使われることが増えて結果的に同じ意味で使われるようになってきました。

無線機(インカム・トランシーバー)とは

無線機(インカム・トランシーバー)は、送信機(transmitter)と受信機(receiver)を一体化させた装置の全てを指しています。上記の造語としてトランシーバー(transceiver)とも言われています。

無線機の種類は大きく分類すると特定小電力トランシーバー・簡易業務用無線機・IP無線機の3つに分けられます。それぞれの代表機種は後程ご紹介します。

【出力の違い】

無線機で検索している中で『出力』や『周波数』という言葉を見たことがある方も多いと思います。それぞれについても簡単に説明させていただきます。

出力とは、無線機の送信出力を示し、出力が大きいと通信距離が伸びていきます。

  • 特定小電力トランシーバー…0.01W
  • 簡易業務用無線機…5W
  • IP無線機…0.25W
  • IP無線機は携帯電話のデータ通信網を使用しているので、出力が弱くても遠方と通信することができます。また、業務用無線機は1Wに変更できる機種もあります。

    【周波数とは?】

    周波数とは、チャンネルの事で、周波数とチャンネルは同じ意味で使われています。無線機では、通信をする人同士で、あらかじめ周波数(チャンネル)を合わせる必要があります。周波数(チャンネル)が異なると通信ができなくなってしまいますのでご注意ください。

    出力・周波数の詳細はこちらをご覧ください

    無線機って資格がないと使えないの?

    特定小電力トランシーバーとIP無線機の使用には資格は必要ありません。

    簡易業務用無線機は、車の免許のように試験を受けたりする必要はありませんが、免許局と登録局というものがあり、利用するにあたり免許状(免許局)か登録状(登録局)の申請が必要です。(※注)申請をしていない無線機を使うと電波法違反になってしまいます。

    ※弊社のラインアップしている簡易業務用無線機は登録局に該当し、弊社名義で申請が済んでおりますので違法ではありませんのでご安心ください。

    電波法の詳細についてはこちらをご覧ください

    【免許局とは】

    簡易業務用無線機の免許局は、法人・団体が業務に使用することを目的とした無線機です。無線機1台ごとに免許が必要となり、免許を持っている組織の人だけが使用できます。よって免許局の無線機はレンタルすることができません。レンタルをしてしまうと提供した企業だけではなく、借りた側にも罰則(電波法違反)がありますのでご注意ください。

    免許局の特徴は、使用している周波数帯が登録局の無線機と異なり、混信の可能性が低くなっています。ただし、追加でレンタルを受けることはできなくなっています。

    ※稀に免許局をレンタルしている業者がいますがほとんどの場合違法ですのでご注意ください

    【登録局とは】

    登録局は、法人・団体はもちろん個人の方でも運用することが可能な無線機です。免許局と違い、登録者以外でも使用ができるのでレンタルをすることもできます。

    登録局の特徴は、追加でレンタルを受け入れられる点で、購入台数を最小限に抑え、必要な際に都度レンタルでカバーできます。

    弊社が扱っている簡易業務用無線機は全て登録局なので安心してレンタルすることができます。

    免許局と登録局の詳細についてはこちらをご覧ください

    無線機と携帯電話の違い

    よく携帯電話と無線機の違いは何ですか?とお問い合わせをいただきます。そこで、携帯電話と無線機の違いをご紹介いたします。

    【1】通話人数の違い

    無線機の最大の強みは「1対n(複数)への一斉通信」です。携帯電話だと個別通信で一人としか話せませんが、無線機では所持している全ての人と一斉に通信することができ、情報伝達のスピードが圧倒的に早くなります。

    【2】操作が簡単

    無線機は操作が難しそう、、、と思われがちですが、実は操作方法はすごく簡単に操作ができます。送信ボタン一つを押せば無線機を持っている全ての人へ通信ができます。携帯電話のように電話帳から話したい相手を探すよりも時間も手間も省くことができますよね?

    携帯電話と同様に様々な機能はありますが、携帯電話よりも簡単に使用できるようになっています。

    【3】仕事中の見栄えも変わる!

    例えばホテルの従業員やレストランのスタッフが連絡手段として携帯電話を使っていたら私用なのか仕事なのか見分けが難しいですよね?そんな時に、無線機があればスマートに情報を共有できてお客様からの印象も良くなります。

    携帯電話が圏外でも無線機は大丈夫(IP無線機を除く)

    建物の地下室や山間部での携帯電話が圏外になる時に連絡手段がなくなってしまい困ったことがある人もいるかと思います。そんな場所でも無線機では通話をすることができます。携帯電話の通信網に捕らわれないので、災害時等の緊急用として無線機を購入される方もいます。

    距離別による無線機の代表機種をご紹介

    【特定小電力トランシーバー(~200m 近距離タイプ)】

    特定小電力トランシーバーの通信距離の目安は約200mと無線機の中では比較的短くなっています。その分、出力の大きい簡易業務用無線機と比べるとコンパクトな設計になっている物が多いです。通信距離が短い為ワンフロアでの運用に適しています。

    家電量販店でも取り扱いがあることから無線機の中でも比較的導入しやすい機種です。

    主な利用シーンとしては、飲食店・アパレル・ハイキング・工場見学などに多く使われております。

    UBZ-M31

    こちらの機種の一番の特徴は軽量さです。110gと非常に軽いので、携帯しやすく色々な服装(制服)にも合わせることができます。

    UBZ-LS20

    販売実績が500万台を突破した世界的ロングセラー機種DEMITOSSシリーズの最新機種です。作業時に邪魔になりがちなアンテナを臨機応変に回転できるような構造になっております。

    IC-4880

    他の無線機と違い、携帯電話と同じように同時通話が可能な特定小電力トランシーバーです。クレーン作業や撮影現場といったタイミングが重要視されるシーンでの利用に適しています。

    【簡易業務用無線機(登録局)(800m~5km 長距離タイプ)】

    通信距離の目安としては見通しが良いところで約5km、市街地で約1km、都心部で約800mです。建物内になると、材質や形状によって異なりますが2フロアから10フロア程度の通信が可能です。

    通信距離がある程度広いことから、大規模なイベントやビル管理、警備業で多く使われています。

    TCP-D551

    簡易業務用無線機の中でも軽量でコンパクトな無線機なので様々な業種や用途にマッチしやすく、多くのユーザーから支持を得ている無線機です。

    IC-D70/IC-D70BT

    2018年にリリースされGPSを搭載された無線機です。前のモデルよりか通信時の遅延が少なくなりました。

    TPZ-D510

    出力が2Wになっており最大通信距離が3.5km程度な代わりにスリムな設計が特徴の無線機です。特定小電力トランシーバーで通信ができない会場や複数フロアがある施設などにピッタリです。

    VXD1

    簡易業務用無線機の中で最小出力の1Wで、コンパクトな設計が特徴の無線機です。通信距離は約1km程度なので2~3フロアでの通信に適しています。

    【簡易業務用無線機(免許局)(800m~5km 長距離タイプ)】

    通信距離の目安としては見通しが良いところで約5km、市街地で約1km、都心部で約800mです。建物内になると、材質や形状によって異なりますが2フロアから10フロア程度の通信が可能です。

    TCP-D751

    全無線機メーカー通して初めての免許局・登録局のデュアル機です。チャンネルを切り替えることで免許局と登録居の使い分けができます。

    IC-DU75

    簡易業務用無線機の中でも珍しいBluetooth機能を搭載された無線機です。ワイヤレスでの運用が可能なため作業している手を止めることなく通信することができます。

    【IP無線機(日本国内 広域タイプ)】

    IP無線機は携帯電話のデータ通信網(au/docomo/softbank)を使い通信を行うことができる無線機です。携帯電話の電波が入るところであれば日本中どこでも通話ができるので、例えば沖縄と北海道や、大型施設での全館を網羅した通信が可能です。

    主な利用シーンとしては、運送業・マラソン大会・病院等の広範囲で通信が必要なお客様に多く使われています。

    IP500H

    IP500H/IP501Hは基本的な機能は同じですが、IP500Hはauのキャリア通信網を使用しており、IP501Hはdocomoのキャリア通信網を使うIP無線機です。それぞれ日本国内の99%のエリアをカバーしているので日本のほぼ全域で通信できます。※IP500Hシリーズは、対応キャリアに応じてIP500H・IP501H・IP502Hの3つに分かれています。

    IP502Hはau/docomoのキャリアSIMを搭載しているIP無線機です。本体の操作だけでキャリアの切り替えができるのでIP500HやIP501Hより安定した通信ができます。

    IP100H

    IP100Hは無線LANを使い通信を取るIP無線機です。ネットワーク環境が整ている大型施設や病院等での使用に適しています。

    種類は分かったけどどうやって選べばいいの・・・?

    今回は無線機のことから各種類の代表機種をご案内いたしました。主な利用シーンなども挙げましたが、文章だけだと、どの無線機が自分にあっているか分かりにくい点もあるかと思います。そんな時は、ネクストギアーズへお問合せください。お客様に合った無線機を我々が一緒に選定いたします。


    ▶業務用無線機の免許制度や手続きの流れを詳しくという方はこちらのコラムもご覧ください!

    ▶無線機って買うのとレンタルするのってどちらが良いのかという方はこちらのコラムもご覧ください!

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