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トランシーバー

長距離通信ができる無線機・インカム・トランシーバー 6選

無線機(インカム・トランシーバー)は、通信距離に応じて3つのカテゴリーに分類されています。

本コラムでは、見通し5km以上の長距離通信ができる無線機(インカム・トランシーバー)の選び方とオススメ機種をご紹介いたします。

無線機(インカム・トランシーバー)の3つのカテゴリー

  • 【1】特定小電力トランシーバー:最大200m程の範囲で通信可能
  • 【2】簡易業務用無線機:最大5km程の範囲で通信可能
  • 【3】IP無線機8:3G/4G/LTEの圏内であれば全国エリアで通信可能

一般の方が使用できる無線機には、短距離通信(20M~100M)のものから、携帯電話のように日本中どこでも通信ができるものがあります。3つのカテゴリーに分かれていますが、“長距離通信ができる無線機”は【2】と【3】に分類された無線機です。数km以上の長距離で通信が可能なトランシーバーは「簡易業務用無線機」と「IP無線機」の2種類となっており、それぞれ適した用途や導入コストも異なります。

長距離に対応した無線機は「簡易業務用無線機」か「IP無線機」

特定小電力トランシーバー簡易業務用無線機IP無線機
主な使途小規模イベント
運動会
登山など
大規模イベント
スポーツ大会など
フルマラソンなど
5km以上の通信が必要な場合
通信距離約200m約1km~10km国内全域
(3G/4G/LTE内)
遮蔽物の影響壁や天井
市街地では影響が大きい
壁や天井
市街地では影響を受ける
大きな影響はない
送信出力0.01W5W0.25W
免許・登録不要必要
※レンタルの場合は不要
不要
購入価格約10,000円~約40,000円~約80,000円~
レンタル価格約500/日~約1,800/日~約3,500円/日~

上の図のように、簡易業務用無線機は見通しで最大約5kmの範囲、IP無線機では国内全域で通信することが出来るので、まさに“長距離通信ができる無線機”といえるでしょう。一方、特定小電力トランシーバーは、最大2フロアほどの店舗運営や小規模な道路工事の際の交通整理などに活用されています。

また、いずれのトランシーバーを利用する場合にも、レンタルする際にお客様側で免許を取得したり申請などは不要なので気軽に利用することができます。

【簡易業務用無線機とIP無線機の違い】

簡易業務用無線機とIP無線機の違いは、通信できる範囲と導入コストです。

簡易業務用無線機では市街地で約3km圏内、見通しで最大約10kmの範囲で通信が行えるのに対し、IP無線機は携帯電話のインターネットプロバイダを利用しているため、携帯電話が利用できる範囲であれば日本中どことでも通信することが可能です。ただし、IP無線機は月額のデータ通信SIMが必要な点などから、導入コストも高くなります。

簡易業務用無線機は特定小電力トランシーバーよりも広範囲で利用できる上、導入コストも安価で、屋内外問わず一般的な業務にとって必要な範囲での通信ができるため、大型店舗や施設、工場や倉庫、様々なイベント運営などでの利用に適しています。

IP無線機は携帯電話が繋がるエリアであればどこでも利用できることから、簡易業務用無線機以上に長距離で通信を行う必要があるマラソン大会や大型イベントの運営、運輸業などの車両間通信での利用に適しています。

『簡易業務用無線機の特徴』

簡易業務用無線機は、屋内外問わず多くの施設の全域通信ができるスペックを有しているので、一般企業にとって使い勝手が良い点が特徴です。また、専用の周波数を与えられていることから、安定して通信できるの点も特徴です。

こうした特徴から、大規模な屋内外のイベントの運営や、ビル・マンションといった施設の管理、地下で人や車両を整理するなどの利用に適しています。また、簡易業務用無線機と同様に長距離での利用が可能なIP無線機と比較すると、レンタル・購入のどちらの場合でもコストが安く抑えられます。月額約2,000円のランニングコストが必要なIP無線機と比較して、年間400円の電波利用料金のみで運用することができるので、企業にとっては嬉しいポイントになっています。

ただし、送信出力(空中線電力)が大きい分、特定小電力トランシーバーやIP無線機と比較すると無線機自体のサイズが大きくなります。消費電力も多く、バッテリーの稼働時間はおよそ12時間ほどなので、1日を通して利用するような場合には注意が必要です。一方、送信出力が非常に小さい特定小電力トランシーバーやIP無線機はバッテリーも長く持ちます。

レンタルで利用する場合には特別な許可や免許などは必要ありませんが、個人あるいは法人で簡易業務用無線機を購入し所有する場合のみ、総務省より発行される「免許状」や「登録状」を取得する必要があります。

『IP無線機の特徴』

IP無線機はIP(インターネットプロバイダ)を利用した無線機で、携帯電話通信網(パケット通信)を利用して無線通信を行うのが特徴です。携帯電話が利用できるエリアであればどこでも利用することができるため、屋内外での通信はもちろん、札幌と那覇(約2250km)ほど離れていたとしても通信が可能です。

簡易業務用無線機以上に通信可能な範囲が広いため、駅伝やマラソンといった広範囲で行われるイベントの際はIP無線機が適しています。また、GPS機能が備わっているIP無線機もあるため、タクシーやバス、トラックでの荷物配送でも利用が広がっています。

ただし、人が密集しているエリアや、大規模なイベント・災害といった非日常的な出来事が起こるとパケット通信が集中してしビジー状態になってしまい、一時的に通信ができなくなってしまったり、山奥や地下など携帯電話の電波が入りにくいエリアでは使えなかったりと、携帯電話通信網を利用していることがかえってデメリットになってしまうこともあります。

そのため、東京ビッグサイトでの大規模な同人誌即売会イベントなど、半径数kmという範囲に数万人という人が密集するようなイベントや、花火大会、大規模なマラソンイベントのスタートやゴール地点、山奥での作業では簡易業務用無線機の方が安定した通信が期待できます。

また、レンタル・購入のどちらの場合でも、簡易業務用無線機と比較するとコストが高くなります。これは、IP無線機がインターネットプロバイダを利用するという仕様上、月々のプロバイダ利用料が必要となるためです。ただし簡易業務用無線機とは異なり、購入した場合でも免許などは必要ありません。

【オススメの簡易業務用無線機】

わたしたち無線機(インカム・トランシーバー)のプロがあらゆるメーカーの機種を見比べた上で自信を持って販売・レンタルできる“長距離通信に最適な無線機”をご紹介いたします。

上記3機種はケンウッドとアイコムの簡易業務用無線機(登録局)です。本体はどれもコンパクトでありながら防水・防塵性能も高いので、店舗運営から工事現場での作業まで幅広く対応できます。また、TCP-D561BTやIC-D70BTはBluetoothにも対応しているので、イヤホンマイクのケーブルが無い状態で使用することができます。

【オススメのIP無線機】

上記の3機種は全てアイコムのIP無線機です。一般的な無線機と同じ操作感で使用できるので、簡易業務用無線機から移行するお客様にとって馴染みやすい機種です。IP500Hは“au”、IP501Hは“auかdocomoのどちらか”、IP502Hは“auとdocomoの両方”のSIMを搭載しているので、使用する場所に応じてキャリアを選択することができます。

ネクストギアーズでは全ての機種が無料デモ可能です

上記でご紹介した6機種は、すべて弊社が吟味を重ねてレンタルラインアップに加えた機種です。もちろん多くのお客様へ販売もおこなっており、ご好評いただいております。この6機種については購入やレンタルを迷われている方向けに無料デモ利用ができますので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

【注意】規定外の通信距離のトランシーバーは違法の可能性あり

トランシーバー(無線機)を利用する際には、総務省が所轄する「電波法」を遵守しないと違法行為にあたり罰金や懲役を受ける可能性があります。これを避けるためには「技適マーク」がついている無線機を利用しなくてはなりません。

無線機は、電波法によって送信出力や使用できる周波数が定められています。通信距離などは送信出力によって左右されるため、事実上無線機の通信距離も法律で決められているといえます。

電波法で定められている技術基準に適合している無線機には「技適マーク」というマークが付いており、日本国内で無線機を使用する場合には、この技適マーク付きの無線機が必要になります。

技適マーク(旧認証マーク)

このマークが付いていない無線機を利用すると、免許のないまま無線局を開設したことになり、電波法第110条1号により処罰されることがあります(これらの機器は電源を入れただけでも法律違反になります)。 しかしながら一部では外国製の安価で電波飛距離の高い無線機を輸入販売している業者や店舗もあります。

外国製の無線機は日本の技術基準に合致しないものも多いため、無線機を購入する際には無線機に技適マークがついているかどうか、販売業者が電波法を遵守している業者かどうかを確認するなど注意が必要です。ネクストギアーズでお渡しする無線機はすべて技適マークがついていますので安心してご利用が可能です。

まとめ

長距離で利用できるトランシーバーの中にも、「簡易業務用無線機」と「IP無線機」の2種類があり、それぞれに適した使用環境やコストがあります。

通信の安定性や導入コストを重視するのであれば簡易業務用無線機が適していますが、通信距離で選ぶなら携帯電話と同じエリアで利用できるIP無線機が適しています。使用する業種や用途によってトランシーバーに求められる必要な機能も異なります。

「自分の用途に合うものはどれだろう?」と迷っている方は、ネクストギアーズへお問い合わせください。無線機に関する知識がないという方にも、用途にあったトランシーバーを選定いたします。


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