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【解説】無線機(インカム・トランシーバー)と携帯電話の違い

無線機(インカム・トランシーバー)も携帯電話も「音声を伝える」という点は同じです。

細かい部分でそれぞれにメリット・デメリットがありますので、この記事では、一見すると判りにくいそれぞれの機材の特徴をいくつかの項目に分けて取り上げていきます。

※無線機、インカム、トランシーバーは同義として記載しています

無線機(インカム・トランシーバー)と携帯電話の違い

無線機(インカム・トランシーバー)と携帯電話では、まず製品の“概念(コンセプト)”が大きく異なっています。

無線機は、1対n(多数)に音声を伝えることを念頭に作られています。一方、携帯電話は、1対1で音声をやり取りすることが目的となっています。

また、無線機は音声通信に特化している一方、携帯電話は、インターネットへの接続や、様々なアプリの利用など、音声通信以外にもデータ通信全般のプラットフォームとしても使用できるように設計されています。

【1】1対n(多数)に伝えるか、1対1で伝えるか

無線機と携帯電話の違いの1つ目は、「一度の操作で何人に情報を伝えられるか」というところです。

無線機の場合、通話をしたい人同士の無線機を同じチャンネルにセットしておいて話しをするだけで、100人にでも一度で情報を伝えることができます。情報伝達のスピードという面では無線機が圧倒的に早く伝えることができます。

一方、メールやLINEなどを活用した文字情報を一斉に伝達する場合には携帯電話の方が優れています。

【2】話す内容

スケジュールやデザインの調整など、細かいニュアンスを伝える場合では携帯電話の方が便利です。また、コミュニケーションの一環として相談に乗ったりと“会話”をする際も携帯電話が適しています。

一方、無線機は多数の人に一斉に情報を伝える特性上、集団にタイムリーに情報共有をしたり、指示を出す場面での利用に適しています。携帯電話と比べて端的な内容を知らせたり、クローズド・クエスチョン形式(YES/NOの回答を想定)でのやりとりにマッチします。

【3】操作性

無線機は送信ボタンを押すだけで通話ができるので、携帯電話よりも少ない動作で通信が可能です。携帯電話の場合は、電話帳から相手を探し通話ボタンを押すので少し手間がかかります。通話以外の部分でも無線機の操作はシンプルなので操作性では無線機の方が良いと言えます。

【4】携帯性

携帯性は圧倒的に携帯電話の方が良いです。

本体以外に持ち歩くとすれば「充電ケーブル」や「モバイルバッテリー」ですが、どれもバッグに入る大きさです。一方、無線機の場合、最近のスマートフォンと比べ数倍の厚みと重量があり、「専用イヤホンマイク」「充電器」「充電器用アダプター」などのオプション品は、バッグには入りますがかさばるので持ち運びには適していません。

【5】維持費

携帯電話は月額の通話料金や通信料金が一般的に数千円必要ですが、無線機は年間400円の電波利用料金のみです。

オプション品は携帯電話と無線機では大きく異なるので一概に言えませんが、例えばバッテリー交換の場合、どちらも数千円から1万5千円程度なので、普及台数に比べ無線機が善戦しているのではないでしょうか。

※電波利用料は2021年9月時点の情報です。また、IP無線機の月額のデータ通信料は除きます。

【6】通信エリア

携帯電話が圧倒的に広範囲での通信に対応しています。

携帯電話は、全国に基地局がたくさん設置してあり、基地局を経由して音声データを通信できるので、どのキャリアも全国99%のエリアで通話ができます。

一方、無線機は本体同士で直接電波を送受信するので、携帯電話の通信圏外でも通話できる点は強みとなります。携帯電話の通信圏外となる山間部や施設・建物での通信が必要な場合は無線機が便利な存在です。

※IP無線機は携帯電話と同じエリアで通信できます。

シーンに応じて使い分けれると便利

無線機と携帯電話の違いについて少しお判りいただけましたでしょうか。

携帯電話は1対1で細かな情報の伝達に適していて、無線機は1対n(多数)へ向けた情報の伝達に優れていると言えます。操作性や携帯性、維持費や通信エリアは携帯電話、無線機それぞれメリットがあり、用途によって使い分けるのが良いのではないでしょうか。

また2021年現在では、主要携帯キャリアのデータ通信網(3G/4G/LTE)を活用して音声通信をおこなうIP無線機も幅広い業種・分野で導入が進んでおり、お互いの機材の特徴を生かした製品の開発が今後さらに加速すると思います。

ネクストギアーズでの無線機と携帯電話の活用例

私たちネクストギアーズは“無線機(インカム・トランシーバー)”の販売、レンタルの企業です。そんな私たちですが、全員が携帯電話とIP無線機の両方を普段の業務中の連絡手段として活用しています。

携帯電話をまったく毛嫌いしていませんし、むしろ個人用と会社用で全員がスマートフォンを2個持っている状態です。

ネクストギアーズのIP無線機の活用例

オフィス内の別フロアの社員とのちょっとした会話や定型的な依頼、他拠点・外出中の社員への情報共有にIP無線機を使用しています。

例えば、外出中のセールスから社内の機材管理部門へ「〇月〇日から〇月〇日までTCP-D551のレンタル在庫100台出荷可能ですか?」や「△△の社内在庫、〇月〇日納期に間に合いますか?」など、短い会話であれば、商談中にも即時に連絡から回答までが得られるので、お客様から大変好評をいただいています。

他にも、IP無線機でも1対1の個別通信ができるので、日常業務のあらゆる面で活用されています。毎日他拠点のメンバーと音声でコミュニケーションを取っているので、たまに出張で会った際にも久しぶり感がなくて違和感を覚えるくらい活用しています。

ネクストギアーズでの携帯電話の活用例

携帯電話(スマートフォン)の活用例は、恐らく多くの企業での使い方と大差ないと思います。お客様との電話や、1対1での相談事、自社データの閲覧などには活躍しています。

特に、お客様をはじめとした、社外の方とのやり取りに携帯電話は欠かせないものとなっています。

【結論】お互い少し用途が違うけど、どちらも便利です

無線機も携帯電話も「音声通信が行える」という点から「どちらかがあれば良い」と思われがちですが、実際に業務上の観点で併用してみると、あらゆる面で効率が上がる事を実感していただけます。

弊社では、どちらの製品も業務上欠かせないツールとなっています。

また、緊急時の連絡網の確立という側面からも、無線機と携帯電話の両方があるというのは大きな安心材料となりますので、無線機にご興味がございましたらお気軽にお声掛けください。


▶無線機とインカムの違いについてもう少し詳しくという方はこちらのコラムもご覧ください!

▶無線機(インカム・トランシーバー)の種類や通信距離の目安はこちらのコラムより

▶無線機を買うかレンタルするか悩んでいる方はこちらのコラムをご覧ください!

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