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無線機(トランシーバー)のチャンネルや周波数、出力って何?


無線機(トランシーバー)を利用しようとすると、
 1.チャンネル
 2.周波数
 3.出力
といった言葉を耳にするかと思います。

このコラムでは、これら3つの用語のご紹介をいたします。

無線機の「周波数」と「チャンネル」は同じ意味

『無線機の周波数を合わせて』、『トランシーバーのチャンネルを1チャンネルにしてください』。
無線機を利用する現場では、そんなやりとりが行われることがよくあります。
でも、ここで言う「周波数」と「チャンネル」って実は同じ意味なんです。
無線機は発信側と受信側の周波数(チャンネル)を一致させることで、音声のやりとりができるようになります。

ラジオを使って解説します

ラジオではダイヤルを回したり、ボタンを押したりしてきれいな音声が聞こえるように数字を合わせますよね。「78.0MHz」や「1242kHz」などがそれで、この数字を「周波数(Hz=ヘルツ)」といいます。
各ラジオ局は決まった周波数で放送をしており、私たちが聞きたい周波数に合わせることで、受信ができるようになります。例えば、千葉県のbay-fmは、ラジオの周波数を78.0MHzに合わせると聴けるようになります。
無線機の仕組みも、基本的にはラジオと同じなので、発信側と受信側の周波数を同じ値に合わせることで、音声が相手に届くようになります。

チャンネルは、周波数を1つ1つ割り当てたもの

チャンネルは、1つの周波数に1つのチャンネルが割り当てられたものです。
『A班は周波数を352.2MHz、B班は353.0に合わせて』というのは手間なので、「●●MHzは1チャンネル、××MHzは2チャンネル…」というようにあらかじめ設定されています。
これにより、利用者は周波数を気にせず、「チャンネルを合わせるだけで」連絡が取れるようになっています。
なので、「チャンネル」と「周波数」は、言葉は違えど中身は同じことを言っています。

無線機では、カテゴリー毎に異なる周波数帯が使われている

仕事やレジャーで使用できる無線機には、3つのカテゴリー種別があります。

▶特定小電力トランシーバーの周波数帯

422.2MHz~422.3MHz
421.8125MHz~421.9125MHz
440.125MHz~440.25MHz
422.05MHz~422.1875MHz
422.1875MHz
421.575MHz~421.8MHz
440.125MHz~440.25MHz
421.8MHz・440.25MHz
413.7MHz~414.14375MHz
454.05MHz~454.19375MHz

▶簡易業務用無線機の周波数帯

154.45MHz~154.61MHz
348.5625MHz~348.7750MHz
348.7875MHz・348.8000MHz
351.168750MHz~351.193775MHz
351.200000MHz~351.381250MHz
465.0375MHz~465.1500MHz
467.00000MHz~467.40000MHz
468.55MHz~468.85MHz

▶IP無線機の周波数帯

携帯電話のデータ通信網(3G/4G/LTE)に準拠

簡易業務用無線機で一番人気のTCP-D551(登録局)の周波数は?

チャンネル01…351.20000MHz
チャンネル02…351.20625MHz

チャンネル30…351.38125MHz
といった具合に、0.00625MHz(=6.25kHz)ごとの区切りでチャンネルが設定されています。
簡易業務用無線機の詳細な仕組みについては別のコラムでご案内できればと思います。

「出力」は無線機の電波を飛ばすパワーのこと

無線機は電波を使って音声を飛ばしていますが、このとき飛ばされる電波の強さが「出力」です。
単位は「W(ワット)」が用いられ、この数値が大きいほど離れた相手とやりとりができるようになります。
(IP無線機は、他2つと仕組みが違うためワット数が小さくても遠くまで飛ばせます)

  • 特定小電力トランシーバー…0.01W
  • 簡易業務無線機…5W(機種によっては1Wにおさえることも可能)
  • IP無線…0.25W

機種によって多少の差はありますが、基本的にこの出力になります。
なお、参考までに先ほどのbay-fm(FMラジオ)の出力は「5,000W(=5kW)」です。
数百キロ先まで電波を届けなくてはならないため、これだけ大きな出力になっているのですね。

出力(W)が大きい無線機が電波法で規制されている理由

無線機では、送信出力(W)が大きくなるほど遠距離と通信ができるようになります。
送信出力の大きい無線機をみんなが使えれば便利そうですよね?但し、無線機では電波法により、カテゴリー毎に送信出力の上限が定められています。
その理由は、送信出力の上限を決めておかないと、遠くまで電波が飛び過ぎてしまい、他の利用者がそのチャンネル(周波数)を使えなくなってしまうからです。
少し大げさですが、例えば、1チャンネルを使って、東京と大阪で通信が出来てしまうと、送信中はそのチャンネル(周波数)を独占してしまうので、通信圏内にいる方は、同じチャンネル(周波数)で通信したくても、混信してしまい、正常に通信ができなくなってしまう可能性がでてきます。
ではチャンネル(周波数)をたくさん割り当てればいいのでは?という事になると思いますが、周波数は無線機以外にも様々な製品に使用されているので、無線機が使用できる周波数は限られているので難しいのです。
上記のような理由から、ある一定の送信出力を持つ無線機を使用する際は「免許状」や「登録状」が必要と定められているのです。
▶無線免許の種類と必要な場面とは?こちらのコラムもご覧ください!
(新しいタブで開きます)

どんな無線機を使ったらいいの?

ここまでは、「チャンネル」「周波数」「出力」についてのご説明となりましたが、重要なのは、「自分たちはどの無線機を使ったらいいの?」という事になると思います。
本コラムの趣旨と少しズレてしまいますので、下記のリンクから業種やシーンに応じて、最適な無線機を選んでみてください。たくさんの無線機がありますので、迷ってしまう際はお気軽にお問い合わせくださいね。

▶業種・シーンから無線機を選ぶこちらからお探しください
(新しいタブで開きます)

それでも「?」のときは、遠慮なくスタッフまで

今回は、無線機の用語としてよくでてくる「周波数」「チャンネル」「出力」の3つの用語をご紹介しました。もしこれを読んでもイマイチよくわからないな…という場合は、遠慮なくスタッフまでお尋ねくださいね。

▶ご購入とレンタルサービスの利用で迷った際はこちらのコラムもご覧ください!
▶無線機のレンタル時のチェックポイントを解説しているコラムはこちらのコラムもご覧ください!
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